フルスト原遺跡

※この記事は今回の離島旅行記の最後の記事です
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【石垣市】 (21/21記事目)
空港に向かう途中、まだ時間があったので観光することに。
カーナビを見てみるが、めぼしいところはありませんでした。
ダラダラと見ていたら、ある表示が目にとまりました。
フルスト原遺跡
ガイドブックでも見たことがない史跡名です。
行ってみよか?(笑)
なんだか危険な香りもしますが、旅は挑戦が大切です。
つまらなければ止めれば良いのですから。
でも、いったいどんな遺跡なのだろう?
車を走らせること25分ぐらい。
フルスト原遺跡の近くまでやってきました。
一般道のそばに小さな案内板がありました。
「おー、ここを右に曲がれば良いわけね」
入った瞬間、目を疑った。
いきなりの砂利道です。
しかも相当にひどい道で、後で分かったのですが牧場へ通じる道でした。
どんどん細くなり、車幅の外はジャングルか雑草地です。
「こんなところに本当に遺跡があるのか?」
もうすぐ道が途切れるという手前に再び案内板を見つけました。

ありました!
古そうな洞窟のそばに石板の案内がありました。
でも雑草がひどく、昨日までの雨で泥濘んでいたため近づけず。
代わりに近くの木に打ち付けられていた案内板を撮りました。
別のところから見学しろ!と指示があった(苦笑)。
近くですし、せっかくなので行ってみることに。
一般道に戻り、再び雑草だらけの泥道に入っていきました。
途中断念する人が多いらしく、所々に「進め!」と案内板が付いています。
信じて進むこと数百m。
いきなり広場に出てきて、想像を超えた光景を目の当たりにしました。

石積みの巨大な遺跡群です。
10基ほどの大きな遺構ですが、実際には15基あるらしい。
いずれも再建されたものですが、発掘作業も同時に行っているようです。
ジャングルの中ですが、遺跡の部分は草が刈られ、整備されていました。
最後の最後まで、石垣市の遺跡・史跡・文化遺産保護の姿勢に感心しきりでした。
時間つぶしのつもりで来たのが、とても大きな収穫になった。
記憶の外のある歴史遺産を守っていくことも大切なことです。
調査も進んでいるようで、案内板を読んで見学すると楽しかったです。
夏は暑いしハブも心配なので行けませんが、季節的に良かったのかも。
素晴らしい遺跡見学になりました。
まだ時間があったので、本当に最後の観光へ(苦笑)。
ドライブであります。
何度も通り過ぎてしまった於茂登トンネルをくぐることにしました。
宜名真トンネルを想像していましたが、思ったより短かったです。
石垣島の山は麓が小さく、いきなりそそり立つ岩のような山が多いからでしょう。

トンネルを抜けて、近くにあるカフェでお茶しました。
今回も3泊4日離島の旅もいよいよ終わりであります。
慌ただしく欲張りな日程で観光をしたため、ほとんど見終わってしまいました。
濃厚な旅になりました。
楽しかったけど、相当疲れました(^^;)。
帰ったら、しっかりと気管支炎を治そうと思います。
GWの県内旅行は初で、大成功に終了いたしましたo(^-^)o

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